
目覚めるとほのかに明るくなっていた。
林の奥で蜩(ひぐらし)が鳴いている。
蜩は秋の蝉なのにと考えていると、
実朝の歌が思い出された。
吹く風の涼しくもあるかおのずから
山の蝉鳴きて秋は来にけり
歌の中の蝉は蜩に違いないと昔から
かってに考えていたが
涼しげで、はかなげでいて生命の強さも共にもつ
蜩の声は実朝の歌の姿に確かに似ている。
朝食の時とつぜん近くで熊蝉が激しく鳴き出した。
その力強さに夏はこうでなくてはと思った。
林の奥で蜩(ひぐらし)が鳴いている。
蜩は秋の蝉なのにと考えていると、
実朝の歌が思い出された。
吹く風の涼しくもあるかおのずから
山の蝉鳴きて秋は来にけり
歌の中の蝉は蜩に違いないと昔から
かってに考えていたが
涼しげで、はかなげでいて生命の強さも共にもつ
蜩の声は実朝の歌の姿に確かに似ている。
朝食の時とつぜん近くで熊蝉が激しく鳴き出した。
その力強さに夏はこうでなくてはと思った。
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